「ヘリコプターペアレント」という言葉を聞いたことがありますか?
ヘリコプターが上空でホバリングし何かを発見すると急降下して駆けつける、というイメージから子どもを常に監視し、必要以上に手助けする親のことを言います。
子どもが失敗する前にヘリコプターで先回りして、失敗しないようにしてしまうのです。
過干渉や過保護が特徴です。
こんなことありませんか?
●少しでも危険と思うことはさせない
●子どもの失敗が耐え難い
●うちの子には無理と決めつけている。
(=子どもを信頼していない)
●子どもにできそうな家事も全てやってあげる
ヘリコプターペアレント(ペアレンツ)に育てられると、大人になってからも子どもが自分で問題解決をする力が育っていなかったり、自分でなかなか決断できなかったり、自立できずに苦しんだりすることもあるそうです。
ヘリコプターペアレント予防方法
それは「家事」だと私は思います。
子どもに個室を与え、自分で責任を持って管理させる。
自分で責任を持って管理させることは、
暗に「あなたは自分でできるよ~」「あなたを信頼していますよ~」というメッセージになり得ると私は思います。
子どももまた「信頼されている」「自分のことは自分でできる」という自信につながります。
自信があると新しいことにチャレンジする意欲も湧き、どんどん行動してできることが増えます。経験が多ければ失敗することもありますが、失敗もまた重要な経験です。
失敗のとらえ方、次へのつなげ方、立ち直り方… それもまた学びです。
失敗も含め「経験」という学びを、親が先回りすることによって奪い取らないようにしたいです。
ほんの少しでも危ないことを子どもから奪えば、経験が少ないために危険予知も難しくなり、結局危険な目に遭う確率が上がるように私は思います。
我が家は子どもに、包丁もどんどん使わせます。
いわしハンバーグを作っています。
もちろん後片付けもしますよ。
それぞれが自分のスペースを管理する「お片付け」は単に家が片付くだけではなく、子離れ、親離れを助け、
子どもの頭上を旋回するヘリコプターのような親になるのを防ぐ効果があるでしょう。