楽になる片付け

自分を大切にするためのお片付け、手伝います。

本当に楽な家事はどちらかな?

おはようございます

東京・神奈川・(千葉・静岡の一部)でお片付けをサポートしています。

大関文子です

f:id:tidyup:20210826041254p:plain
久しぶりに婦人向けの月刊誌を読みました。

私は片付けに関する特集を読んでは、首を傾げてばかりいます。

 

在宅ワーク中にリビングに置かれている子どもの物のごちゃつきが目に入って気になる。集中しづらい」というお悩みに対して、

「座る位置を変えるだけで解決するのでは!?」と片付けの資格をもっているアドバイザーが答えていました。

 

そして、お悩みを話された方は

「あっ そうか! 確かにそうですね。 オンラインミーティングで後ろは壁のほうがよいと思い込んでいました」と、アドバイザーの発想の柔軟さに感心しているご様子。

 

皆さんはどう思いますか?

「座る向きを変えれば解決」片付けの資格を持っている人が言うことでしょうか。

 

座る位置を変える提案はせず、ごちゃごちゃを解決する方法をアドバイスするのが、アドバイザーの役目なのではないでしょうか。

 

「便利だからといって、なんでもかんでもリビングに置くからこうなります。まずは、子どもの物は子どもの部屋に持っていきましょう! 自分で朝の支度や管理をできるようになりますよ。リビングにあるとついつい大人が手や口を出してしまいますので、自分で管理する能力を育てる妨げになります。」と私はお話するでしょう。

 

この情報誌にはありませんでしたが、よくある記事を参考にして書いてみますと

『収納スペースが限られていてしまうのが大変ですよね。

そこで、見栄えのする「出しっぱなし収納」のコツを教えちゃいます。』

 

と一見、寄り添ってる感を出して書かれていること多いです。

これまた疑問です。

 

でも、結局コツとして書かれていることは、オシャレな木箱やカゴを用いて

「オシャレで統一感があれば出しっぱなしでもごちゃついて見えないです。」の一言。

 

「頻繁に使うものだからホコリも気にすることないです」。

と食器をバスケットに入れていたりする写真をよく見ますが、おそらくそのバスケットの中はホコリだらけでしょう。地震大国日本でなぜ敢えて出しておくのでしょう。

 

よくある例その2

キッチンにラブリコ、ディアウオールなどを使って棚を作り
「扉が付いてない分、取るのも元に戻すのも簡単です。使ったら、またその場所に置くだけ。」
扉を開け閉めするアクション一つ減らしてやったぜ感を打ち出しています。
 
うーーん……扉の開け閉めってそんなに大変ですか?
逆に扉がないことで掃除が大変だったり、ゴチャついて見えたりしてしまうのに。
 
日常生活が楽になったでしょ?という感じで書かれていますが、その棚の上の瓶の蓋に油がベットベトで、ベトベトの上にホコリや猫の毛がついてしまいます。
蓋を開けるときに猫の毛が入りそうじゃないですか?
逆に日常生活が大変になるのですよ。
 
「出しっぱなし収納」とか「見せる収納」とか 「扉とっちゃいました!」
こういうことを言うアドバイザーは掃除の大変さについて語っていません。
語るとすれば「頻繁に使うから大丈夫」
 
読者の皆さん、きっと毎日お疲れだから、こういう一見優しいことばに惹かれるのでしょう。
「〇〇するだけ」「ゆる〇〇」「ラク〇〇」「〇〇やめてみました」
 
でもお掃除大変なんですよ。出しっぱなし収納の、どけて埃を吸って、どけて汚れを拭いてを想像しましょう。
お掃除が楽なのも飛沫がかかりにくいのも「しまう収納」でしょう。
ほこりに混じったウイルスは何処へ?
 
しまうと分からなくなってしまうなんてことはないです、分類するので。
しまう場所がないと思っていても、順番通り、メソッド通りに行うとしまう場所が増えます。