楽になる片付け

自分を大切にするためのお片付け、手伝います。

金融庁の報告書から

今週のお題「2019年上半期」(はてなブログのお題に参加中です)

今年ももう折り返し地点ですね。

光陰矢のごとし

 

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人生100年時代とは言うけれど、このスピード感…私は100年は大して長く感じないかもしれないです。(^^)

 

人生100年時代なので「老後資金2000万円必要」という金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書が話題になりましたが、2000万円という箇所ばかりが注目されていたように感じています。

 

私は報告書をざっくりと読みましたが、「認知・判断能力の低下・喪失に備える」という箇所は特に頷きながら読みました。

 

↓青文字は報告書より

認知症には記憶障害と判断力に障害が生じ、

これまで出来た計画や段取りが立てられなくなり、例えば将来の備えを使ってしまうなど、資産寿命を短縮させる恐れがある。これを防止するためには、例えば以下の対策が有効と考えられる。


・ 取引関係のシンプル化など、金融面の自身の情報を整理するとともに、適
切な限度額の設定など、使い過ぎ防止のための手段を講じる。
・ 金融資産の管理方針(運用・取崩し、財産の使用目的、遺産相続方針等)
を決めておく。
・ 可能であれば、金融面の必要情報(財産目録、通帳等の保管、上記の金融
資産の管理方針等)を、信頼できる者と共有する。

 

まさに今、私は認知症の叔母支援のために 上記の項目にかかわっています。

叔母が お金を使い過ぎていた為、安心センターさんと契約をして使い過ぎ防止をできています。

 

安心センターさんと契約を結ぶにあたり、支援計画を立てるためにも一か月の収支をお知らせする必要がありました。

 

叔母が固定資産税や保険料、光熱費、介護サービス代、薬代等をいくら払っているのか調べたり、どの通帳から支払われているのか調べたり、管理しやすいように引き落とし先を変更したり、色々とやることがありました。

 

認知症の程度が軽いうちに、取り組めて本当によかったです。

金融機関への問い合わせなどは代理では難しいこと、本人がそばにいて受け答えしてくれればできること等があります。

 

銀行に叔母を連れて行き、他に通帳があるのか調べ家の中では見つからなかった通帳の存在を知ったり、その通帳の残額はいくらなのかを調べたり…

 

調べることだらけ…

 

叔母は「書類アレルギー」っぽいところがあり、何が大切なのか分からないから、全ての ありとあらゆる書類を取ってあります。

 整理をしながら、時には こんなレアなものも見つけました。

(これが無いと お米を買えなかった時代があったんですね…)

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整理がされていないと資産管理は困難です。

どこにどんな財産があるのか分からない…別の家に住む姪の私が調べるのは本当に大変でした。

たとえ 財産がさほどなくても、どこの銀行に口座があるのか、預金口座はいくつあるのか、クレジットカード、生命保険、等も調べるのは手間がかかりました。

 

また、認知症等になる前に、今後どう暮らしたいのか、どのようにしたいのかを明らかにしておくことは重要だと感じました。

施設に入りたいか入りたくないのか、もし施設に入るときのお金はどうするのか…

家を貸し出してよいのか、売却してよいのか…

自分が認知症等になった時に、どうしたいのか家族に分かりやすいようにしておくことで、きっとなるべく自分の希望通りに生きることができるし、家族も困ることが減ります。

 自分のためにも家族のためにも整理は大事ですね。