
松下幸之助さんはこう言っています。
人間はある程度責任を与えられ、仕事をまかされると、だいたいにおいて、その責任を感じ、自分なりの創意工夫を働かせてそれを遂行していこうとするものである。だから、指導者は、大綱というものをしっかりつかんだ上で、基本的な方針を示して、あとは他の人びとに責任と権限を与えて自由にやらせるという行き方が望ましい。それによって、それぞれの人の知恵が自由に発揮され、全体として衆知が集まって仕事の成果もあがってくる。
【出典】PHPビジネス新書『人生心得帖/社員心得帖』(松下幸之助著)
この「大綱」、家庭でいうと家全体を整えることだと私は思います。
家族一人ひとりが自分の空間を持ち、自分で整えられるシステムを作る──
それが親にできる“大綱づくり”です。
家じゅうのあちこちに子どものモノを散らばらせるのではなく、
「自分の部屋(空間)」にまとめてあげる。
片付けやすいシステムを最初に整えてあげることが大事です。
あとは、任せて見守る。最初は一緒に片付けるけれど、徐々に任せて見守る。
汚くなるのも、きれいにするのも、全部子どもの選択。
その試行錯誤の中で、子どもは自分の力を育てていきます。
もし家に「物置部屋」がある場合、
そこに居場所が奪われている人がいるかもしれません。
子ども部屋なら──子どもの「自分の空間を持つ権利」が奪われていることになります。
私は、そんなおうちを一刻も早く整えてあげたいと思っています。
子どもに「自分の空間」ができることは、
単に片付けやすくなるだけでなく、
自分の世界を持ち、自分の人生を考え始める最初の一歩になります。
片付けを通して、
子どもが「自分で考え、選び、行動する力」を育てる──
それが私の片付けの考え方です🌿