楽になる片付け

自分を大切にするためのお片付け、手伝います。

ファミリークローゼットは子どもを性犯罪から守りにくい!???

 

男女別で着替えていますか?

私が勤務していた特別支援級では小学1年生の頃から、

男女別室で着替えるようにしていました。

男子の着替えの手伝いは男性スタッフが、女子の着替えの手伝いは女性のスタッフがするようにしていました。

 

春の身体計測の時には保健室で、

保健室の先生が大きなイラストを使って分かりやすくプライベートゾーンの話をしてくださりました。

 

自分の体は自分だけの大切な場所。

水着で隠す場所はプライベートゾーンと言います。(口もそうですが)

むやみやたらに

自分のプライベートゾーンを見せない、触らせない、写真をあげない。

人のを見ない、触らない、写真を撮らない。

万が一プライベートゾーンを見せてくる人、触らせようとする人、触ってくる人などは危ない人です。そういう人がいたら逃げてください。教えてください。

 

このように着替えは自分を大切にすることを教える時間でもあるのです。

不審者や性犯罪者から身を守ることにつながります。

性別の異なる兄弟が毎日、自分の前で着替えていたら、変質者が現れ何かを見せてきても「なんかおかしいぞ!?」となりにくいのではないでしょうか。

 

一度口で伝えただけでは分からないお子さんも多いはずです。

なんらかの理由で急に他人の前でも服を脱ごうとしてしまいそうになったりする際に、

プライベートゾーンについて学んだ後ならば「プライベートゾーンは隠すのだよね? お着替えの部屋に行きましょう。」と声をかけることができます。「あっ そうだった」と思い出してくれます。

繰り返すうちに、着替えを禁止されているわけではなく、見られない場所で着替えるのはよいのだと分かってきます。

 

自宅の中でもファミリークローゼットや男女同室などで、大きくなっても堂々とお互いに着替えていると、プライベートゾーンの感覚が身に付きにくいように思います。

 

家の常識が他所でも同じと子どものころは思いがちです。

私の知人のうちは、家族で毎年年に一度富士山に登っていました。

それはどこの家庭も同じように行われていることだと知人は思い込んでいました。

 森三中の黒沢さんは朝ごはんというものを確か中学生になるまで知りませんでした。

他所の家も皆、朝食を取っていないと思っていた、という話を聞いたことがあります。

自分の家の当たり前は、他所でも当たり前だと思いやすいのでしょう。

 

いつの日かは自分の部屋で着替えるようになるのだったら、自分の部屋に服をしまえる

スペースがあった方がよいですよね?。

新居ではファミリークローゼットに家族全員分の服をしまって楽したい!と夢見ている方もいらっしゃるかと思いますが、小学校4年生くらいでも大人のような身体の子もいますし、低学年のうちから見られたくない子もいます。

あっという間に子どもは大きくなりますので、そんなことも考えてから家を購入されたほうがよいでしょう。

 

ここまで読んでくださりありがとうございました。