楽になる片付け

自分を大切にするためのお片付け、手伝います。

どうする? ご子息、ルームメイク中に立てこもる。

私は部屋の扉を自然と開けてもらい、部屋に立てこもっていたお子様と一緒に片付けをしたことが何度かあります。

スゴイ特殊能力(笑)と言ってもらえることもあり、「えっ?そんなに驚くことなの?」と自分としては逆に驚くのですが、どのように扉を開けてもらえたのかの一例を以前に書きました。

ブログ移行時に下書きにしたままでした。(^-^; 

ちょうど大石アドバイザーがT様宅のことを連載していますので私も併せて公開します。

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お片付けの仕事仲間、大石美弥子アドバイザーの片付け現場に子ども部屋担当として伺った時のことです。

 

子供部屋担当として伺いました

私がT様宅へスタッフとして初めて訪問した際、O君担当だと紹介されました。

既に大石美弥子アドバイザーとご家族でのお片付けを見ていたであろうO君は、

「また捨てに来たんでしょ?」と……。

 

そして「なんで部屋チェンジするんだよ~」「模様替えなんてしなくていいよ~」と言いました。

素直で、自分の気持ちを表現できています。!(^^)!

誰だって新しいこと新しい場所は、緊張しますよね。

 

ただ、どうしても部屋を交換するしか方法はありませんでしたので、入れ替え作業を開始しました。

 

ルームメイク中にO君 立てこもる

大石アドバイザーと私で新・子ども部屋の床掃除をしていたら、Tさんが大石アドバイザーに「(息子が)立てこもりました。立ち入り禁止になりました」と状況報告をしに来られました。

Tさん「どうしましょう」

大石アドバイザーは私に「大関さんならどうする?」と……。

 

「アナと雪の女王の歌でも歌うかな…♪ 「ドアを開けて~♪」」という歌です。と半分冗談で答えました。

お二人とも「なるほど」と笑ってくれました。(反応してくれて優しい(^_^;))

 

「まあ徐々に開門していくので」と私は思っていました。

 

あの時、昔の私がTさんの立場だったら「「親が子どもに注意すべきと片付けアドバイザーから思われていないだろうか、でも注意すると機嫌が悪くなって言うことを余計にきかなくなるリスクもあるんだよな~」なんてことを考えているかもしれません。

(余談ですが 私は結構子育てで苦労しましたので。(^_^;))

そのためTさんがどんなことを考えていたかは存じませんが、「心配は無用ですよ~」という思いが私の頭にはありました。

お子様を冷たい目では見ません。

もちろん育てていらっしゃる親御さんのことも。

 

 

O君はベッド移設、新・子供部屋におもちゃ移動後「元 子ども部屋」のドア前に「立ち入り禁止」と紙に書いて置き、元子ども部屋に立てこもっていました。

 

そっとしておくのも一つの方法

声をかければよいというものでもなく、ここはそっとしておくのも一つの手。

O君が立てこもっている間は妹のYちゃんと新・子供部屋でおもちゃを持ち主別に分けました。

「これは誰の?」「これは?」と。

「”何も捨てていないよ。分けているだけだよ。おもちゃの説明をしてもらって、”こちらは楽しくやってるよ~~”」という空気感がO君にも届くようにドアを開けて行いました。

O君は部屋から出てリビングで正座をして本を読んでいました。(距離が近くなりました)

でも、耳と神経はこちらに向いているように私には見えました。

 

だんだん距離を縮める

たまにO君は様子を見に来ました。

私は「フフフ 来たな~( ̄ー ̄)ニヤリ」と思い、「ちょっとO君! この積み木が難しくて 私も妹のYちゃんもできないんだけど、積み木をこの枠の中に入れてくれる?」と声をかけたら、O君はすごいスピードで詰め始めました。

「速いっ びっくり。ありがとー」と私。

 

O君は私たちが捨てていないか心配していたので安心してもらおうと思いました。

 

私「Yちゃんとおもちゃを分けただけだから。こっちがO君のでしょ?」

O君「うん」

私「どらえもん いっぱい持ってるね」

O君「もっともっとあるよ」

私「じゃあ 集めてよ」

O君「うん」

私「こんなにいるんだね ドラえもん。マクドナルドのハッピーセットを沢山食べたってことかな?」

 

会話を増やし、おもちゃの説明を沢山してもらいながら距離を縮めていきました。

 

O君は非常に記憶力がよく「ミニオンズが何体あるか」「縫いぐるみやドラえもんの個数」等もしっかり記憶していました。

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私「O君もしかして 片付けうまいんじゃないの?その案 採用するわ。これ ここに入れるよ」という具合で進めていきました。

 

O君との距離が縮まるにつれ、どんどん片付けに参加してもらいました。

「ちょっと このカード、向き揃えて。」

「入れるより先に拭いてね。」

O君は物珍しそうにクイックルワイパーのシートを手に取り拭いたので、「初めて拭いたのかもね?」と内心思いました。

何度か容器を拭く機会が有ったので「あー この姿 かっこいいからお母さんに見てもらいたい。写真とっていい?」と許可を得て写真を撮りました。

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O君は「次は本を片付けようよ」「これはどこに置こうか?」と沢山声をかけてくれるようになりました。

嬉しいな。

やっぱりO君素直です。(^^)

最初はナーバスだったのでしょう。

 

終了まで頑張りました。

立てこもっていたO君ですが、いつの間にか主体的にお片付けをしていました。

しかも夕方まで!

O君とYちゃんと楽しくお片付けできました。また一つよい思い出ができました。

感謝。

 

O君が一時立てこもっても動揺しないで任務を遂行できたのは、小学校勤務時代に生徒の皆さんから自然と色々教わったからなのかもしれません。

今まで出会えた皆様にも感謝。

 

そして 今日もここまでブログを読んでくださった皆様に感謝。